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合格体験記
Class of 2006の H・M さん
【留学目的】
いくつかあるのですが、代表的なものをあげますと…
1つは、社会人生活も5年以上を経過し、連日深夜まで働くという生活が続く中で、純粋に「勉強をしたい」という気持ちがわき上がってきたことです。自分のやりたいことに向かって何かを企画立案するにあたり、上司や同僚と議論を戦わせる上での理論的な裏付けないし自信のようなものを強く持ちたいと思ったのです。このため、具体的には、自分の業務に関連し、興味関心も深い、財政分野に強い大学院に留学してこの方面の知識をしっかりと身につけたいと思いました。
2つは、異国の地で留学生活を送ることによって、幅広いバックグラウンドを持った人たちと出会い、また日本とは全く異なった新しい環境・新しい文化などに触れることを通じて、視野なり大局観というものを広めるとともに、自分の人間としての幅や懐の深さを広げたいと思ったことでした。
【志望校選定と出願校】
次のような諸点を総合的に考慮して、具体的な出願大学院を検討しました。
1.志望コースがあるか
2.大学としての知名度、ステータス
3.先輩方の入学実績
4.滑り止めとして使えそうか
5.立地条件・気候はどうか
実際の出願校数は、志望校を含む上位校を3、中堅校2の合計5校ほど出しておけば十分でと聞きますし、先輩方も実際そうしている方が多いようだったのですが、当事者となってみると(特にTOEFLの点数が心もとなかったりすると)、5校ではやはり不安だったため、私は8校に出しました。ただし、エッセイは各大学院によって微妙に課題が異なることや、ロジもそれぞれであるため、多く出願するほど事務負担が増えるのも確かなので注意が必要です。
結論的には、複数校から合格通知を頂くことができたため、その中から上記の1、2、5を再度吟味しつつ、既に当該合格大学院に留学中の方にメールなどを通じて実地の情報をお聞きするなどして、最終的にはIUB SPEAに留学することを決断しました。
なお、IUB SPEAを最終的に選択した理由の主なものは、次のような点でした。
1.自分の興味関心の深い財政分野で全米でも高い評価を受けており、授業内容も充実している様子であったこと
2.都会ではなく中西部という田舎の暮らしを経験することで、逆にアメリカらしいアメリカを経験してみたかったこと。
3.日本人のあまり多くない土地を選ぶことで、留学生活の実をあげたり、英語能力を向上させたいと思ったこと。
【志望校選定と出願校】
レジュメとは自分の「履歴書」のようなもの。卒業大学、職歴経験、興味関心、趣味等を記入します。職歴経験は、日本の場合と異なり、新しいものから古いものに遡って記入していきます。大学院によって、必須だったりそうでなかったりしますが、普通は必須でない場合であっても作成して送った方が良いらしいため、私もすべての大学院に送付しました。
レジュメのコツとしては、おおむね2枚以内におさめる必要があるとのことなのでそれに留意しつつ、単なる日付や肩書の羅列ではなく、明確かつ整理された形で自分の経歴を示すものとなるよう、また、一目で分かり、自分のキャリアの一貫性や進歩、発展を示すものとなるよう心がけました。
【エッセイ】
多くの行政学系大学院では、少なくとも「志望動機」に係るエッセイの提出が求められています。
求められる長さ・内容はまちまちですが、1,000単語程度で、「自分の短期目標、将来目標」、「そのために必要なもの、今の自分に足りないもの」、「志望コースがどのように自分にとって役立つか」、「これまでの自分の経歴、職業上、学問上の実績」、「大学院に自分が貢献できること」等を記すものがスタンダードでした。
エッセイはプロの添削サービスを受けることが、精神衛生上も、実際上も良いように思います(内容がしまる)。私も、民間の添削サービス会社を利用しました。各大学院ごとに、エッセイとして求められる内容が少しずつ異なるため、万全を期するにはそれぞれ個別に添削に出すといいのでしょう。しかし、金銭的・手間的に厳しいため、私は志望動機エッセイ一通を添削に出しこれをひな形とし、それを基本に各大学院用にリバイスして使い回しました。審査側から見た出来不出来は分かりませんが、外形的にはこのやり方で十分に対応可能でした。
【推薦状】
一般的に、3通要求する大学院が多いため、職場派遣の場合、1通は大学時代の教授等から、2通は職場の上司等からいただくといいのではないかと思います(数字が逆でも良いでしょう)。
私は、(それが良いことであるのかどうかは別として…)、教授や上司にご迷惑をできるだけかけないようにと、まずは自分自身で推薦状の草稿案を作成し、これをご本人たちに加筆修正して頂くという方法で準備を行いました。
なお、推薦状を書くコツとしては、できるだけ短く、できれば1ページ以内に、強調したいポイントだけをクリアに記載するというのが鉄則なのだそうで、細かすぎるエピソードや、「明るい性格」といったパーソナルな事柄もこうしたプロフェッショナルな推薦状には不適切な内容となるそうです。
また、特に大学時代の教授等からいただく分については、早め早めの準備が必要になること、推薦状は、レターヘッドという推薦者の属する機関のオフィシャルな便箋のようなものに打ち出す必要があることなどに、十分な注意が必要です。推薦状に添付する補足所定様式が定められ、推薦者から見た出願者に対する評価を記入して頂いたり、サインを頂いたりする必要のある場合が多いので、皆様に推薦状をお願いする場合には、二度手間にならないようまとめてご依頼差し上げると良いと思います。
推薦状や所定様式にサインを頂く際には、合わせてエアメイル用封筒の封の部分にも封緘サインを頂くことを忘れないようにする必要があります。のり付けをしない状態でサインを頂いた方が、あとで封入物の確認ができるため都合が良いです。
【TOEFL/GRE準備】
TOEFLは一般的に、最低限度としてスコア250を要求している大学院が多いため、このラインは越えたいところかと思います。秋〜冬にかけての出願作業が必要な時期が来るまでの間に一定のスコアをクリアしておけることが望ましく、普段からの地道な勉強を怠らず頑張るほかありません。なお、テキストとしては、有名な旺文社の「TOEFLテスト英単語3800」(神部 孝 著)がやはり役立つ気がしました。
GREは、MPA、MPPを目指す場合には必須です(MBAならGMATが必須)。Vセクションは特に非英語圏の日本人にはかなり難しいので、点がとれなくてもさほど気にすることはないかなと思います。Qは満点とれるように頑張る必要があるでしょう。過去問に実際にあたっていくことがそのための近道かと思います。
実際には、まずはTOEFLに力を注ぎ、GREは夏から勉強し始める位でOKと思います。
【キャンパスビジット】
仕事を持っていたため実際に渡航してキャンパスの雰囲気を確かめて回るということは不可能であったため、前述のように、合格通知を頂いた後に、既に当該合格大学院に留学中の方にメールなどを通じて実地の情報をお聞きするなどすることをもって、キャンパスビジットにかえました。
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